新着情報

学校給食における牛肉の使用について(お願い)

 7月20日、静岡県下35市町長宛に下記の文書を郵送いたしました。

静 肉 生 第12号

平成23年7月20日

(市 町 長 名) 様

                         静岡県食肉生活衛生同業組合

                           理事長  村 松   巖 

学校給食における牛肉の使用について(お願い)

 時下、益々ご清栄のこととお慶び申し上げます。

 さて今般、食肉センターにおける「と畜検査」を経た、食用に適した牛肉から基準値を超える放射性セシウムが検出されたことは、食の「安全・安心」を根本から覆す重大な事態であり、私ども業界団体が「食べて応援しよう」のスローガンのもと、被災地の牛肉の販売促進に努めていた矢先のことで驚愕しております。

 加えて過日、横浜市が、不安を抱く保護者への配慮との理由から、市立小学校・保育園の給食での牛肉使用禁止の通達を出したことは、今回の原因が「高濃度の放射性セシウムを含む藁」に起因することが明らかになっている中での判断であり、風評被害を助長することになりかねない対応であったと言わざるを得ません。

 間もなく学期末を迎え、学校給食が終了する時期となりますが、新学期の献立作成にあたり、横浜市の対応が全国の自治体に波及し、献立から牛肉が消えてしまうのではないかと、私ども食肉の納入業者は、大変憂慮しております。

 現在、農林水産省が中心となり、「安全・安心」な食肉をお届けするため、検査体制の強化に向けた万全の取り組みが推進されております。

 つきましては、風評に惑わされることなく、今後も引き続き、学校給食における牛肉の使用をお願い申し上げる次第であります。

 本趣旨ご理解の上、適切なご対応を賜りたく、切にお願い申し上げます。